4月6日に恒例のATAC交流会が「ATACひろしま」の担当で開催されました。交流会の会議の前に、平和記念公園を散策しました。
桜は今年は寒いので、まだ3分咲き程度でしたが相変わらず多くの人びとが訪れていました。欧米の方は勿論、特に中国の団体の方々が多く見られました。世界に唯一の公園というか遺産ですので当然でしょう。
この遺産は永久に大切にして残していくことが被爆した私達日本人の使命であることを改めて感じました。
原爆資料館は別館が出来て更に多くの資料が展示されていました。私は過去3回この資料館を見学していますが、関係者のご努力で関連の資料が集められ展示物も多くなっていましたが、周辺の資料や解説が多くなった分、当初の原爆が投下された時の迫力ある展示から焦点がボケたように感じられました。現在の見学者の多くは先の大戦や被爆当時のことを知らない方々ですから、その時代背景などを説明する必要があるのかもわかりませんが少し残念な気がしました。
今年はNHKの大河ドラマ「平の清盛」の放映の影響で、宮島の厳島神社の観光と兼ねて多くの人びとが、この平和記念公園を訪れることでしょう。
藪野 嘉雄