2012年8月25日土曜日

「百聞は一見にしかず」に根拠はあるか?

 「百聞は一見にしかず」という良く使われることわざがあります。
ところでこの百対一について、語呂が良いという以外に定量的な根拠は有るのでしょうか。

英語ではPicture is worth a thousand words.が定訳で、つまり千対一です。

医学、解剖学の情報を調べると諸説ありますが、視覚神経細胞は約400万個、聴覚神経細胞は約3万個とされており、神経細胞数の比較では130倍となり、ことわざとほぼ一致します。
視点を変えて情報通信の観点から画像と音声を比較してみます。
現在の地上波デジタル、BS/CSデジタル放送では主放送はMPEG2、ワンセグはH.264/MPEG4-AVCという高度の圧縮技術を用いているので単純な比較は難しいですが、2011724日に終了したアナログテレビ放送(東北地方は2012331日停波)ではAM変調の映像帯域幅とFM変調の音声帯域幅の比率は約170となり、やはりことわざは定量的にも妥当と思われます。

清水寺の仁王像(吽形)
話は少し変りますが、目と耳では性質に違いがあると感じています。
映画やビデオはあまり繰り返して見ることが少ないですが、好きな音楽は何十回、何百回も聞くことは珍しくありません。「画像は飽きるが、音楽は飽きない」、この性質は何に拠るのでしょうか。
 画像はデータが大きいので頭脳の負荷が大きく、音楽はデータが小さいので負荷が少なく、聞きながら別な作業が出来るということかもしれません。

寺門に設置されている仁王像は開口の阿形(あぎょう)像と、口を結んだ吽形(うんぎょう)像の一対ですが、この鋭い目力で仏敵が入り込むことを防いでいます。目は強い情報発信力も備えているということでしょうね。
目と耳に関わることわざを検索すると、4倍ぐらい目に関するものが多くヒットします。 

ATACは「現場、現物主義」であり、傍目八目、耳聞は目見に如かずという言葉もあるので、課題をお持ちの中小企業さんは是非ご相談下さい。一隻眼のメンバーが御相談に伺います。
                                                               坂井公一