2010年7月22日木曜日
暑中のこと
皆様 暑さ厳しい中 如何お過ごしでしょうか。
今年は梅雨が明けると同時に猛暑がやってきました。昔から「梅雨明け10日」と言はれるとおり、猛烈な暑さですね。この暑さは尋常じゃないです。自然は間違いなく巡行している証しですね。
京都・祇園祭の山鉾巡行と共に 全国一斉に「夏」になりました。
暦の上でも 明日(23日)は「大暑(たいしょ)」です。また、暦の雑節では20日が土用の入りで、この日から「立秋」(今年は8月8日)の前日までが「夏の土用」の期間とされています。
夏の土用と言えば「土用丑の日」が有名ですね。昨年は「土用丑の日」が2回ありましたが、今年は普通に1回(7月26日)です。
夏の土用の時期は暑さが厳しく夏バテをしやすい時期ですから、昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、土用蜆(しじみ)、土用餅、土用卵などの言葉が今も残っています。また精の付くものとしては「ウナギ」も奈良時代頃から言はれていたようで、土用ウナギという風に結びついたのでしょう。
今日のように「夏の土用」にウナギを食べる習慣が一般化したきっかけは、そんなに古い事ではないようです。聞くところによれば、幕末の万能学者として有名な平賀源内が、夏場にウナギが売れないので何とかしたいと近所のウナギ屋に相談され、「本日丑の日」と書いた張り紙を店に張り出したところ、大変売れて繁盛した、ことがきっかけだと言われています。でも、「本日丑の日」でなぜ売れたのか私には今ひとつ納得出来ないのですが・・・。(事の真偽は請け負いかねます)
田村順造
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